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【独自取材】「宇宙スキル標準の現時点」Vol.2
前号からの集中特集『宇宙スキル標準』全国説明会(8月4日、内閣府がオンラインにて開催)の模様(事務局による説明)を、引き続き、読み物的に再現していく。宇宙スキル標準は、内閣府のホームページ内で検索すれば閲覧できる。EXCELファイルで細かくスキル・業務データベースの一覧化を図った「試作版」は、さらに誰しもに「読んでもらいたい時に、使いやすい、わかりやすい」成果物を目指し、ブラッシュアップしてい
2025/12/16 17:01:25
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高頻度サンプルリターン実現に向け
ElevationSpaceは、ルクセンブルクのExobiosphereと宇宙空間の微小重力環境を活用した創薬実験の成果を地球に回収する高頻度サンプルリターンサービスの実現に向けた基本合意書(MoU)に署名した。 ▲(左) Exobiosphere・アシエルノ社長と(右) ElevationSpace・小林CEO(大阪・関西万博にて) ElevationSpaceは、宇宙空間で研究開発した物資を地球に持ち帰るための大気圏再突入・回収技術に挑む日本初の民間企業であり、同提携ではExobiosphereが有するハイスループットスクリーニングシステム『OHTS(Orbital High-Throughput Screener)』を、ElevationSpaceが開発中のフリーフライヤー型軌道上実証・回収衛星(「ELS‐R」)や宇宙ステーションからの高頻度回収カプセル(「ELS‐RS」)に搭載し、宇宙空間における創薬実験等の成果を迅速に回収し、地上における研究開発を加速することを目指した業務提携を開始する。 両社は、OHTSのELS-RおよびELS-RSへの搭載に向けた技術インターフェースの調整や創薬分野の回収サプライチェーンの最適化に向けた共同研究に取り組み、将来のISS(国際宇宙ステーション)や商業宇宙ステーション、またはフリーフライヤーによるデモミッションの実現に向けて共同で取り組みを進めていく。また、米国や欧州、日本における製薬会社をはじめとする顧客開拓についても共同で取り組んでいく。 ニュースソースを読む
2025/08/19 19:00:00
「本格派の入門用」天体望遠鏡セット
サイトロンジャパンは、これまで一部の天体望遠鏡専門店にて先行販売していた、初心者に最適な天体望遠鏡セット『infini D50(インフィニ ディー50)』の販売を開始した。 ▲スペック上の数値には表れないところにも拘りが隠された自信作 infini D50は口径50㎜、焦点距離540㎜の屈折式天体望遠鏡鏡筒に、扱いやすい経緯台式架台Mini AZマウントや接眼レンズ等を組み合わせた天体望遠鏡セットであり、初心者でも安心して使える工夫を随所に盛り込みつつ、細部までこだわった「本格派の入門機」として開発された。鏡筒はサイトロンジャパンに所属する熟練の光学設計者により開発され、日本製の高精度レンズを組み込んだ高品質なアクロマート屈折式天体望遠鏡で、新潟県胎内市の自社工場で、職人たちにより1台1台丁寧に組み立てられている。 天体望遠鏡の「心臓部」ともいえるレンズには、日本製の高品質・高精度レンズを採用。コンパクトサイズながら、月のクレーターはもちろん、木星の縞模様やガリレオ衛星、そして土星の輪までしっかりと観察でき、入門機でありながらマニア層も満足できる仕上がりとなっている。 ニュースソースを読む
2025/08/18 19:00:00
ペットとの思い出を人工衛星に乗せて
心を癒す新たなかたち『ペット空供養 そらメモリアル』は、ペットを失った悲しみに寄り添う、ペットロスケアに特化したグリーフケアサービス。スマートフォンで「うちの子」の今を感じ、温かな絆を未来へ紡ぐ。 ▲空で繋がるペットロスケアに特化したグリーフケアサービス 大の葬祭・ペット葬事業のそらメモリアルは、今年5月1日、愛するペットとの思い出を人工衛星に乗せて供養するオンラインサービスを正式にリリースした。「もう会えない」という喪失感を「いつでも空で繋がっている」という温かな実感に変える、これまでにない全く新しい概念のペット供養となる。54年にわたりお別れを見つめてきた大の葬祭が、家族の心に真に寄り添う形を追求し、宇宙という舞台にたどり着いた。 日本の約3割の家庭でペットが暮らす今、ペットはかけがいのない家族の一員であるからこそ、「ペットの終活」は多くの家族にとって、深く、大切なテーマとなっている。「空は誰の上にも平等に広がり、遮るものは何もない」・・・・このコンセプトを実現するため、大の葬祭は、宇宙に関する最新の技術と長年培ってきたグリーフケアの知見を掛け合わせるという、前例のない挑戦を始めた。 ニュースソースを読む
2025/08/08 19:00:00
月面の水資源探査でクラファン
ゼネラルシムスサービスは月面の水資源を探査するため、世界初の小型SIMS(二次イオン質量分析装置)の開発を進めており、プロジェクトの認知をより広める目的で、8月上旬よりクラウドファンディングを開始する。 ▲宇宙分析装置の開発プロジェクトを応援 月は人類が次に目指すべき活動拠点として注目されているが、そこで不可欠な資源である「水」の存在はまだ十分に解明されていない。ゼネラルシムスサービスは北海道大学との共同研究をベースに、月面で水素を検出し、水資源の有無を明らかにするための革新的な小型SIMS分析装置を開発している。SIMS分析装置はJAXAの『はやぶさ』や『はやぶさ2』、NASAの『OSIRIS-Rex(オシリス・レックス)』が地球に持ち帰ったサンプルの分析にも使われている、非常に信頼性の高い装置である。 従来のSIMS分析装置は1t以上の巨大な装置で、月面輸送に莫大なコスト(1000億円以上)がかかるとされている。ゼネラルシムスサービスの開発する小型SIMSは、この5分の1~10分の1への軽量化を実現する世界初の試みであり、実現すれば月面探査や宇宙開発分野における大きな革新をもたらす。クラウドファンディングは8月上旬~9月中旬に『Makuake』で実施される予定で、35万円を目標金額とする。 ニュースソースを読む
2025/08/07 19:00:00
次世代バイザーシステムでコラボ
オークリーの創立50周年記念で開催された『インタープラネタリー・ヘッドクオーターズ』で、オークリーとアクシオム・スペースは次世代の宇宙服である『AxEMU』のバイザーシステムに関するパートナーシップを発表した。 ▲宇宙飛行士が必要とするクリアな視界と防御を提供する アメリカ・カリフォルニアで行われた歴史的なコラボレーションは、異分野の2社が協業し、NASAのアルテミスIIIミッションの一環として50年以上ぶりに月面へと向かう宇宙飛行士たちに、月の南極探査に必要な最先端の安全性と視界の明瞭さを提供する技術を届ける。 雪に覆われた山の斜面や、太陽の光が照り付けるトレイル、急勾配のダウンヒルなど、過酷な環境に挑むための製品を開発してきたオークリー(Oakley)は、ついに、最も過酷な環境のひとつである宇宙に挑む。AxEMUバイザーシステムにより、オークリーが50年にわたり培ってきたパフォーマンスアイウェアの革新が月へたどり着くことになる。宇宙飛行士は、極めて過酷で視覚的に複雑な環境を航行する、まさに別次元のアスリート。オークリーの高度な光学技術は、宇宙飛行士がこれまで以上に遠くまで、鮮明に、恐れずに見ることを可能にする。アクシオム・スペースが開発する次世代宇宙服に搭載される収納可能な2層の展開式バイザーは、人類の宇宙探査の新時代に向けて設計されている。 ニュースソースを読む
2025/08/06 19:00:00
シリーズFで新たに89億円を調達
インターステラテクノロジズは、三井住友銀行、宇宙フロンティア2号ファンド、ジャパネットホールディングスと既存株主を引受先とした65億円の第三者割当増資および金融機関からの24億円の融資で89億円を調達した。 ▲三井住友銀行にとって、宇宙スタートアップへの出資は今回が初となる 合わせて三井住友銀行とは、宇宙関連産業におけるサプライチェーンの構築支援に関わる業務提携契約も締結した。インターステラテクノロジズは日本の民間宇宙輸送のリーディング企業として、国内初のロケット事業と通信衛星事業の垂直統合ビジネスを目指している。ロケット事業では、ウーブン・バイ・トヨタと業務提携し、ロケットを一点モノの生産から、高頻度打上げに耐えうる工業製品へと構造変革させ、高頻度・低コストに打ち上げられる宇宙輸送サービスを確立するために取り組んでいる。 一方の人工衛星事業は、多くの打上げ基数が必要でロケット会社が有することで強みが最大化できる、通信衛星事業に特化しており、インターステラテクノロジズは総務省からの委託事業やJAXAが実施する宇宙戦略基金なども活用して研究開発を進めている。今回新たに調達した資金はロケットZERO開発・製造や、人工衛星の研究開発などに充て、両事業のさらなる拡大を目指していく。 ニュースソースを読む
2025/08/05 19:00:00
衛星打上げ・調達支援で業務提携
Space BDは、オーストラリアを代表する打上げサービスプロバイダーのGilmour Space Technologiesと業務提携契約を締結した。 ▲(左)Gilmour SpaceのJervis氏と(右)Space BDの李氏 この契約により、Space BDはGilmour Spaceが開発する軌道投入用ロケット『Eris』の打上げ枠を確保し、これを衛星事業者に提供する。また、小型衛星プラットフォーム『ElaraSat』を用いた軌道上実証サービスも提供する。さらに、同プラットフォーム開発に必要な部品・コンポーネントの調達支援も行う。 Space BDは国内外の幅広い打上げ手段を保有しており、ミッションに最適なロケットの選定から、衛星搭載に係る技術調整までを一貫してサポートしている。この提携を通じて、顧客のミッションやスケジュールに応じた、より柔軟かつ多様な打上げオプションの提供が可能となる。加えて、適切な部品・コンポーネントを提供することでアジア太平洋地域全体におけるより強固なサプライチェーンの構築にも貢献し、衛星事業者や軌道上実証を目指す顧客にとって、衛星プラットフォームへの安定的なアクセスに寄与していく。 ニュースソースを読む
2025/08/04 19:00:00
宇宙の総合的物流サービスで連携
インターステラテクノロジズは、ドイツの宇宙関連企業 ATMOS Space Cargoと戦略的パートナーシップ契約(SPA)を締結した。両社はアジア太平洋地域の顧客に対し、ロケット打上げと地球への帰還を組み合わせた宇宙の総合的な物流サービスを検証する。 ▲インターステラの熱田COO(中央左)とATMOSのHendrikse CTO(中央右) 宇宙から地球にペイロード(荷物)を帰還させる大気圏再突入カプセルを開発しているATMOS社は今年4月、宇宙環境で実証・実験などを行った後に地球へ帰還させる大気圏突入カプセル『PHOENIX1』を初飛行させるなど、この分野でのリーディング企業である。一方、インターステラテクノロジズは、日本の民間宇宙輸送のリーディング企業として、小型人工衛星を専用に打ち上げるロケットZEROを開発しており、顧客の目指す軌道への投入が可能な点が特徴である。両社はZEROの複数回の優先打上げに合意し、今後、ATMOS社のカプセルをインターステラのロケットZEROで打ち上げ、宇宙空間で運用し、地球に帰還させるまでのワークフローを共同で開発する。 カプセルに搭載されるペイロード(荷物)の調整や試験は国内のインターステラの施設で行われるため、日本やアジアの顧客にとって物流の効率化と打上げまでのリードタイム短縮につながる。両社は地球への帰還サービスの運用を最適化するとともに顧客の利便性を向上させ、アジア太平洋地域における宇宙の総合物流サービスを大きく前進させることを目指し、連携して取り組んでいく。 ニュースソースを読む
2025/08/01 19:00:00
災害対応の高度化を目的に協業
Synspectiveは、AIリアルタイム防災・危機管理情報サービスを提供するSpecteeと、災害対応の迅速化・高度化を目的とした協業を開始した。 ▲より実態に即した浸水被害マップの作成を目指す Synspectiveは、小型SAR衛星『StriX』により、天候や時間帯に左右されず広域の地表面を観測し、浸水被害を解析するソリューションを提供してきた。一方、Specteeは、AI技術を用いてSNS情報から災害・危機管理情報をリアルタイムに抽出し、その位置情報や被害の様子を可視化するサービスで国内トップシェアを誇る。しかし、SAR衛星による観測だけでは、ビルや住宅が密集する都市部など、局所的・詳細な被害状況の把握には課題が残っていた。 この課題を解決するため、広域を捉える「宇宙の眼(SAR衛星)」と、ピンポイントの状況を捉える「地上の眼(SNS情報)」を組み合わせることで、災害対応能力を飛躍的に向上させることを目指し、今回の協業に至った。両社の浸水解析技術を融合させ、より詳細な被害状況の把握を目指す。 ニュースソースを読む
2025/07/31 19:00:00
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